肌の表面を守る皮脂の働きについて

汗腺から分泌した汗に、分泌された皮脂が混ざることで、肌の表面に油膜をつくり出してしまうことを皮脂膜と言います。皮脂膜というものは自然の防御壁となって外部の刺激から肌を守る働きもあります。

 

例えば、肌を少しこすってしまった時など、油膜がある程度張られた状態のもとであれば肌が乾燥している状態に比べてダメージが少なく済むのです。その上細菌や異物といった外からの侵入をを防ぐ役割もあります。

 

肌のうるおいを保つ働き

 

皮脂膜があることで肌の内側にある水分の蒸発を抑えることにより、うるおいを保つ働きをしてくれます。

 

しかし、保湿成分の多くはセラミドといった違う保湿成分となっているので、皮脂は肌のうるおいについては何より絶対というわけではありません。また、皮脂には角質層が剥がれ落ちるのを防ぐ働きもあって、肌に触れた場合のガサガサやゴワつき感を軽くしてなめらかな肌感を持つ事ができます。

 

細菌の繁殖から守る働き

 

皮脂には抗菌作用もあって、肌の表面に常在菌という善玉菌がいます。この菌が皮脂を分解することから肌は弱酸性を保つ事ができるのです。この弱酸性の状態がとても重要になります。

 

それは、細菌・カビ・病原菌には酸に弱い性質が見られることにより、弱酸性の肌には繁殖しにくいといわれていますが、洗顔することによって皮脂が落ちて、一時的に肌はアルカリ性に変わります。

 

しかし、肌には弱酸性へとひとりでに戻る性質を持っているおかげで15分くらいで皮脂が分泌を行い、おのずと弱酸性の肌に戻るように体は作られているというわけです。

 

洗顔料に関しては肌のために弱酸性を選ぶかと思われますが、本来、自然に弱酸性へとpHに戻ろうとする肌には洗顔料が提示するpH値にあまりこだわる必要性はないと言われているのですが、やはり気になってしまいますよね。

 

皮脂の生みだす問題について

 

皮脂は肌のうるおいや保護に必要なのですが、分泌量が非常に増すことにより、トラブルに繋がる可能性があります。

 

皮脂には保湿作用があるのですが、非常に多く分泌されてしまうとテカりの原因になってしまうのです。中でも皮脂腺が多い鼻やひたいなどの、よく「Tゾーン」といわれてる部位は特にテカりやすいといわれているようです。

 

ニキビの原因となる毛穴の皮脂に古い角質が詰まることによって、白く膨らんだものがニキビの初期状態になります。

 

洗顔やクレンジングによって毛穴の皮脂は落とすことができますが、皮脂が過剰に分泌されることにより取り残しが出てしまうことで、詰まってしまうのです。肌にすればメリットをもたらす皮脂なのですが、時間の経過で酸化した皮脂は問題をおこしてしまうかもしれません。

 

皮脂の酸化には気をつけましょう

 

毎日数回の洗顔をするのは古くなった皮脂を取り去ることが目的でもあります。

 

それでは、どうして皮脂が酸化してしまうことで問題が起きるのでしょうか?

 

皮脂そのものには臭いがありません。しかし、空気に触れて酸化することにより、不快な臭いが生まれる脂肪酸になってしまいます。その中でも頭皮が臭いやすいというのは、この皮脂の分泌量がほかの部位と比べても多いことが臭いの原因と言われています。

 

そして皮脂から肌の表面に増える雑菌なども臭いに影響を及ぼしているのですね。

 

毛穴の黒ずみに関しても、鼻の毛穴が詰まることでポツポツと黒く際立った、いわゆる「イチゴ鼻」の症状にお悩みの方は多いのではないでしょうか。まさしくこれもまた過剰に分泌された皮脂が原因といえるはずです。

 

毛穴に埋まった皮脂が酸化することで、毛穴周りの表皮を傷めることにより、毛穴が黒く目立つようになってしまいます。それを避けるためにも日頃からの皮脂ケアはとても重要なことでははないでしょうか。

 

洗顔から肌ケアに優れた製品が多くありますので、あなたの皮脂や肌のお悩みに応じた最適なケアができる最良の1品が見つかるとうれしいですよね。

 

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